「戸田さん……」
その言葉を発したのは戸田さんだった。
「確かに香港のマフィアは手強いですよね……皆さんが不安になるのは分かります。俺も不安ですから。でも……日本の治安を守り、国民をより安全に保護するのが僕らの仕事……怖がってなんかいられませんよ。皆さん、一緒に戦いましょうよ!!」
戸田さんの言葉に、俯いていたみんなが顔を上げた。
「そう……よね…!!あたし達は特殊部隊なんだもの!!このくらいの試練当たり前よね!!」
美姫が納得した様に言う。
「そうっすね…それくらいのこと普通だな」
桐島ちゃん……
「あはっ!!怪我したらしただよね!!しょうがないって!!(笑)」
ハルカまで……
「……水樹」
戸田さんがあたしを見た。
「水樹は優しいから、仲間が傷付くのなんて見てられなかったんだよな?だからいつも無茶してるんだろ?今だって……こうして必死に本部からの命令を避けようとしてるんだろ?」
「――――!!」
何も言えなかった。
だって、その通りだから……

