「水樹っ!!ちょっと来て!!」



そこにいたのは、目をキラキラさせた葉瑠を含めた事務の女の子達だった。(あ、心咲ちゃんは除く!!)



「えっ、えっ!?」



葉瑠達は健康なほうのあたしの腕を引っ張り、オフィスの外に出た。



「ちょっ、葉瑠!?どしたの!?」



あたしは目をパチクリさせた。
葉瑠達はめっちゃ笑顔。



「ねぇ水樹!!」



「は、はい?」



あたしは戸惑いながらも答えた。


「桐島さんがフリーってホント!?」


葉瑠を含め、事務の女の子全員があたしに詰め寄ってきた。



「はっ!?てか、なんで桐島ちゃん!?」



あたしは疑問に思い、質問をぶつける。



すると葉瑠が全員を代表するように話し出した。