――… 「――…ぐはっ…ゆ…許してくれ…頼む…」 「……殺しはしない。ただ生きて罪を償え」 ――バキッ!! 「うおっ……」 「……ふざけんな…人の命をなんだと思ってんだ…」 あたしはコンクリートに転がる犯人を蹴飛ばした。 ――ファンファン… あれ、もうパトカー来ちゃった? いつもより早いじゃん。 司令官もちょっとはマシになったんかな〜 「……あんた、このまま署まで連行だから。あいつら来るまでそこで待ってな」 あたしは足でパトカーの音の方を指した。 「ばいばーい。ま、せいぜい苦しめ」