―それからしばらくたった日だ
レイチェルが風邪を引いてしまった
「大丈夫かい?」
「…はい…ゴホッ!平気です」
「…すぐ医者を呼ぶから
もう少しの辛抱です」
「姉さん!」学校から帰ってきたトムが勢いよく部屋に入ってきた
「トム…風邪が移るから
出てなさい」
「平気だよ…俺は」
「ありがとね」
「死なないでよ…」
「ただの風邪なんだから
大丈夫よ!それにトムを置いて逝けないわ」
わたしはレイチェルの
部屋から出た
トムはわたしが居ると
レイチェルに言いたいことが言いにくくなると思う
わたしは医者を呼んだ



