『困らないで!
素直に心に留めておいて
…まぁでもちょっとは
ヤキモチやくけどね』
「わっ私だって、同じよ!!
まだジャックの心が
よく分かっていないとき
自信がなかったときに…
レイチェル…あなたが
羨ましかったの
どんなに想っても想っても
ジャックは私をあなたと
同じ目では見てくれなかったから…」
『エリシャ……』
「…どうしようもなかった」
『泣かないで……とは言わないわ』
「もう…目を赤くして
行きたくないのにねっ」
するとレイチェルのヒンヤリした
手が私の頬に触れて
涙を拭った……
「ありがと…」
『赤くはならない
ようにしたわ、ふふ』
「そっそんなこと出来るの!?
凄いわね!!」



