アレックスの家に向かう中
ジャックはずっと私の手を
握ってくれていた…
「…着きました…トムは
たぶん部屋に居ると思います
こちらへ…」
そっと家の扉を開けて
トムの部屋に向かう
「トム…入るぞ…
あのさちょっと会ってほしい人が
いるんだけど…」
「誰?」
トムの声…久しぶりに聞く
キィ…扉が開かれる…
トムの顔が見えた瞬間
「お前っ…!!」
驚きと憎しみの想いが
重なりあった声で
ジャックの胸ぐらを掴んだ
「…何しにきたんだよっ!!「トム!」
トムを押さえにかかるアレックス
「…っ…!」
「ジャック…トム止めて!」
私は必死にトムの腕に掴む
トムが私の顔を見たとき
一瞬力が緩んだ
その隙に振り払って
私とアレックスでトムを部屋に押し込んで
その反動で私もトムの部屋に入った



