「あの…」
私とジャックに1人の青年が
話しかけてきた
見たことがある…えっと…
「あ!あなたトムと一緒にいた!」
「はい…僕アレックス・クロードって言います
今はトムと一緒に僕の家で
暮らしています…」
そうだ…ジャックの家に来た…
トムはこの子の家で…
「……っ……」
アレックスと言う青年は
ジャックを睨んでいた
「ちょっとアレックス…」
「エリシャ…良いんだ
アレックスわたし達を
案内してくれませんか?
トムのもとに…」
「……僕は博士に聞きたいことが沢山あります…
でもその前にこれだけ聞かせてください
…博士はトムを忘れたことがありますか?」
「忘れたことなんかない」
ジャックはしっかりとした
眼差しで答えた
「そうですか…では案内します
来てください…」



