「……ねぇジャック
今日トムに会いに行っちゃダメかしら?」
「…え…」
さすがに戸惑ってる…
この姿じゃ無理もないか…
「…そう!このアップルパイを渡しに行くの!
上手く出来たし全部は2人だけじゃ
食べきれないし…」
あぁ…ダメ………?
「…いいですよ」
「え…」
「行き道で転ばないように
気を付けて?」
何か…最近のジャックは
よくからかってくる…
「こっ転びません!大丈夫!!」
「ごめんごめん…そんな怒らないで」
「…最近のジャック…意地悪…」
「ん?何て言いました?」
「…いっいってきます!」
「エリシャ!パイ忘れてますよ」
「へっ!?」
確かに私はパイを持っていなかった…
…私…焦りすぎ…



