「…そういえばレイチェルは…」
―――
『あらっ…足りないわ
ねぇジャックピースが
足りないの知らない?』
『落ちていないかな?』
『……良いわジャック』
『えぇでも』
『もしかしたら
この欠けているピースは
まだ私が会っていないだけで
これから関わる人…かもしれないじゃない!?』
『…う…うん』
『信じてないでしょ?
…でもホントに私がこの世から消えて
それから何らかの形で
私に関わる人が現れて
ピースが見つかったら
凄いわよね!』
――――
「まさか…こんなことってある?」
「…そのピースは
きっとエリシャだよ」
胸の奥が熱くなる
何か込み上げてくるような



