翌朝、予想通り寝坊した。 真っ先にお腹が減ったと、広間にやってくる矢央の姿がないことに土方が斎藤を見ると、 「昨晩あまり眠れていないようでした」 と、報告した。 そうか、と短く返事をし、寝坊したことを怒りはしない。 最近は矢央だけではなく、集まり事態あまりよくない。 皆それぞれ用があったり、わざと時間をずらしたりで、食事の支度をする女中は片付かないとボヤいていた。 .