「きゃあっ」


いきなり身体が宙に浮いていた。


彼に、お姫様抱っこされて……


「なにするの!?降ろしてよ!!」



ポカポカと叩いても屈強そうな筋肉は、びくともしない。


『特別な部屋に案内するだけだ。大人しくしろ』


そんな部屋があるの?




え!!あれは……

扉を開けた特別な部屋の先に


キングサイズのベッドが待っていた。