ガルルルル


金色と銀色の毛色を持つ巨躯な狼がそこにいた。


素早い動きで人間の男達をなぎ倒す。


そして、私をくわえて月夜に消えていった。


『おまえは俺の女だ。人間や同族、おまえの種族に邪魔される障害があったとしても、シープを愛してる』

初対面なのに空中で、告白された。

「わ、私は……」

出会ったばかりでまだわからない。

『お互い時間は人間よりあるんだから、ゆっくり、理解してくれればいい』


金色とも銀色ともいえるような月夜

満月の夜


吸血鬼の私と狼男の彼


二人が、結ばれるには、難関が待受けていそうだ。


これから、私達どうなるの?


ワクワクドキドキするけど、不安もある。


これからなにが起きるのか?


悪魔ですら知らない。