「はい、どうぞ。」
『あ、ありがと。』
リンゴと皮を向いて食べやすくしたみかんを彼に差し出した。
「そういえば海斗って何してる人なの?」
『ああ、学生だよ。今4年で、シューカツ中。
今日も説明会だったのに。
愛子は?』
「私はどこにでもいるようなOLしてる。
でも上司からいつも注意されていやになっちゃう。」
それからはたわいない話をして笑っていた。
お互い知らないことばかりだから
話題は尽きることなく続いた。
それでわかったのは彼は私より3歳下で
初めて出会った月からここに住みだしたとからしいこと。
学生寮じゃないのは門限が嫌だったんだって。
シューカツじゃ朝一で家を出る私より遅いから、
私たちはどうやら3ヶ月以上会わなかったみたい。
そして海斗は言った。
『今度さ、風邪なおったらなんか食べに行こっ』
無邪気に笑う彼についつい何も考えずに
「うん。」
って笑った。
それを聞いて、くしゃくしゃって笑う海斗が可愛くて
「海斗って可愛いね」
っていたずらっぽく言うと
今度は顔を真っ赤にして笑った。
『あ、ありがと。』
リンゴと皮を向いて食べやすくしたみかんを彼に差し出した。
「そういえば海斗って何してる人なの?」
『ああ、学生だよ。今4年で、シューカツ中。
今日も説明会だったのに。
愛子は?』
「私はどこにでもいるようなOLしてる。
でも上司からいつも注意されていやになっちゃう。」
それからはたわいない話をして笑っていた。
お互い知らないことばかりだから
話題は尽きることなく続いた。
それでわかったのは彼は私より3歳下で
初めて出会った月からここに住みだしたとからしいこと。
学生寮じゃないのは門限が嫌だったんだって。
シューカツじゃ朝一で家を出る私より遅いから、
私たちはどうやら3ヶ月以上会わなかったみたい。
そして海斗は言った。
『今度さ、風邪なおったらなんか食べに行こっ』
無邪気に笑う彼についつい何も考えずに
「うん。」
って笑った。
それを聞いて、くしゃくしゃって笑う海斗が可愛くて
「海斗って可愛いね」
っていたずらっぽく言うと
今度は顔を真っ赤にして笑った。