それから、時間を気にせずたくさん語り合ったあたし達。気がつけば黄昏の時間も過ぎていた。



「何かあったらすぐに連絡してよね?」



「ん、わかった!」



「今日は送れなくてごめんね。実は今から…」



「たっちーと待ち合わせでしょ?明日頑張れるようにちゃんと喝、入れてあげなきゃねっ!」



麻衣はガッツポーズをしてもちろんよ、って頷いた。そして、あたし達は笑い合ってお別れをした。



家路へ向かう。重ね着をしているけど外はかなり寒い。雪でも降るかな?…なーんて、降らないか。



クリスマスが近いからか、イルミネーションやカラフルな街並みが広がる。



イベント、瀬川くんと一緒に楽しみたかったなぁ。初めてだったのに…



デートも…したかったなぁ。