光の子





「それは、うちの工房の弟子全員が受けてる恩恵だよ。
他の工房のお弟子さんだって同じ。

その中で、あんたの作品がピカイチだったわけでしょうが。

広香、なんなの?
謙遜してんだか、卑下してんだか」



少しイライラした様子で響子は缶をあおる。



私の発想は、偏狭らしい。
周りを呆れさせ、困惑させ、時に振り回す。


広香も最近、自覚し始めていた。


それでも、自分の考えに捉われて、頑なに貫いてしまう。


もともとの性質が、仕事を通して強化されたきらいがある。


職人とは、己に妥協を許さぬ厳しさと、

道の遠さに負けない、気の長さが求められるのだ。