光の子のレビュー一覧
5.0
光 それは 月や太陽 目に浮かぶ情景だけでなく 魂のこもった言葉たち 500ページにわたり感じたのは とても美しい 芯の通った 凛 時に弱く 時に強く 彼らの生を 是非どうぞ
光
それは
月や太陽
目に浮かぶ情景だけでなく
魂のこもった言葉たち
500ページにわたり感じたのは
とても美しい
芯の通った
凛
時に弱く
時に強く
彼らの生を
是非どうぞ
小学6年生で出会ったふたりの淡い恋が、十年以上もの長い長い月日を経て、愛情へと変化し、時には離れ、お互いを傷つけ合いながらも、かたく深い絆へと変わっていく物語。
サスペンスの要素を交えながら、ここまで一途で美しい純愛を描いた作品にはなかなか出逢えないと思います。
何より素晴らしかったのは、ふたりの視点で交互に紡がれる心の描写やお互いの台詞、背景やものの見方に至るまで全てが、ふたりの成長に合わせて変化していくことでした。
当たり前のようでいて、それはすごく難しい描き方だと思うのです。
小学生のふたりが大人になるまでの数百頁があまりにも自然で、ありきたりな言葉ですが本当に感動しました。
ぜひともお勧めしたい作品です!
美しく繊細な文章と、しっかりと息づいた人間像が織り成す、崇高ささえ覚える愛の物語でした。
一つの恋が始まり、経験を積みながら成長し、愛に昇華する。
それがとても丁寧に描写されており、気付けば世界に没頭していました。
主人公の気持ちよいまでのひたむきさ、真摯さは見守り手として時にもどかしく、時に切なくなりました。
たくさんの方に読んでもらいたい良作です。
素晴らしい作品をありがとうございました。
純愛の形が、ハッキリと。よりクリアに。 ――主人公の二人を取り巻く環境はあまりにも重苦しく、暗くて哀しいものだった。 人間は弱いから。人間はすぐに間違えてしまうから。 ただそれだけなのに、こんなにも痛い。 生きる、って何。と考えさせられる作品でもありました。 人間の弱さやズルさ。綺麗に描くのではなく、正直に全部。だからこそこんなにも透明な物語。 二人のひたむきな愛が、あまりにも透明で。どんな色にでも染まりそうで。 愛も生も、決して綺麗とはいえないかもしれない。でもこんなにもひたむきだから。 二人の透明な愛を 是非ご一読下さい。
純愛の形が、ハッキリと。よりクリアに。
――主人公の二人を取り巻く環境はあまりにも重苦しく、暗くて哀しいものだった。
人間は弱いから。人間はすぐに間違えてしまうから。
ただそれだけなのに、こんなにも痛い。
生きる、って何。と考えさせられる作品でもありました。
人間の弱さやズルさ。綺麗に描くのではなく、正直に全部。だからこそこんなにも透明な物語。
二人のひたむきな愛が、あまりにも透明で。どんな色にでも染まりそうで。
愛も生も、決して綺麗とはいえないかもしれない。でもこんなにもひたむきだから。
二人の透明な愛を
是非ご一読下さい。
長く永い。
それこそ気が遠く成りそうな程の長きに渡り、熟成された想いがそこにはある。
これは矢楚と広香。
二人の主人公の辿った、余りに真摯でひたむきな。出会いから十年にも及ぶ恋物語。
サッカー選手として、早くから周囲の期待を背負い、一心に邁進して行く矢楚と、複雑な家庭環境の下、不遇な少女時代を送る広香。
しかし矢楚の家庭にも何時しか暗い陰が忍び寄る。
周囲に翻弄され、惹かれ合いながら離れざるを得ない二人の切ない心理描写は秀逸である。
また多くの人物が登場するも、個々の想いが繊細に描かれ、物語全体に蜘蛛の糸にも似た細く多彩な伏線が張り巡らされて行く。
その絡みあった糸が解き解され、【恋】が【愛】へと昇華するに充分な程、長く永い時がこの物語全編に、淀み無く流れている。
心から感動し、美しいものに触れたいと願う時、是非読んで貰いたい珠玉のラブストーリー。