光の子


……―………―………―…


飛行機が着陸態勢に入った。

見る間に高度が下がり、もう雲より低いところを飛んでいる。


機窓から見える海が、濃い青からエメラルド色に変わった。


初めて見た珊瑚礁の海。



「木綿子、見て」


隣の木綿子をうながす。

窓際の広香に身を寄せ、木綿子も小さな窓から一面に広がる海を眺めた。


「きれいだー。
あ、ね、あっち、島じゃない?」


あ、と小さく声を漏らした広香に、木綿子が笑って言った。


「いよいよ、沖縄だね」


うん、と広香は小さく微笑んだ。


胸がいっぱいで、息が苦しい。