…………………………… 群青色の夕闇に沈んだ鷹の台高校。 矢楚は校門をくぐった。 学園祭はもう終わり、門から校舎までの道が、解体された店舗で乱雑に塞がっている。 人影はほとんどない。 風だけが勢い良くあたりを駆け抜けていく。 みな後夜祭に参加しているのだろう。 グラウンドから、軽音部が掻き鳴らすギターと怒鳴るような歌声がかすかに聴こえた。 音が風に散っている。 約束の七時を少し過ぎていた。