光の子




お母さんには、人生のすべてに、傾向があるわ。


思い込みと拙速さよ。

あぁ、拙速というのはね、お母さんの場合、よく考えずに行動を起こすことよ。


十五歳も年の離れた奥さんとの間にこどもが望めないことが、不仲の原因だと健人さんに聞いたとき。



自分なら赤ちゃんを産んであげられる。



そう思った。



歓喜にも近い思いに駆られて、
健人さんとの関係をみるみる深めて柊太を産んだのよ。