まず、広香を保育園に預けて、働き始めた。 一歳半ぐらいだったかしら、まだ寝る前にはおっぱいを飲みたがるほど小さな広香を、保育園に入れたの。 保育園の門を見ると悲鳴を上げるみたいに広香は泣いたわ。まだ赤ちゃんなのに、そこが何処か分かったのね。 がっかりさせるかもしれないけど。 そんなふうに泣く広香を見ても、可哀想とは思わなかった。 広香を預けてしまえば、お母さんにも年相応の生活が送れる。 働いて、ともだちを作って、恋をして。 そういう、 十九歳の、青春が。