矢楚は、広香のするがままに、じっとしていた。 制服じゃなくて、もっと柔らかい服を着てたら良かったな。 どこまでも、矢楚を優しく包んであげたいのに。 矢楚のくぐもった声が、広香の制服の胸を震わせながら、小さく耳に届いた。 「母さんが、自殺未遂したんだ」