イヴに外泊…?



「それってまたみんなで愛ちゃんの家とかで?」




私は夏の楽しかったお泊まり合宿を思い出す。

首をかしげる私に、大輔くんは笑う。




「はは、それもええなぁ~」




大輔くんの笑顔にちょっとホッとする。

今日はあんまり笑顔を見てなかったから…




「じゃあ後で、愛ちゃん達にも聞いてみるね?」

「うん。ありがとーな」 




大輔くんは優しく微笑んで、私の頭をぽんぽんとしてくれた。








お弁当の時間


陽子ちゃんと愛ちゃんとお弁当を食べながら、私はさっそく聞いてみる。



「あのさ、ふたりってクリスマスイヴの日にお泊まり会ってできる??」



陽子ちゃんと愛ちゃんはおかずを運ぶお箸を止める。





「うちは別に予定なんにもないで」


「うちも!イヴは涼とデートの予定やけど夜は全然オッケーやで。またウチでお泊まり会しちゃう?」


「ありがとう…!宮本くんの家も、大輔くん泊まっていいかなぁ?」


「絶対だいじょうぶと思うけど、一応あとで聞いとくね!」






私たちは笑い合う。

夏以来のお泊まり会…

すごく楽しみだよ!