お昼休みになった頃、雪丸君がやって来た。



制服が汚いんですけど…。



それに気づいた紫が慌てて飛んできた。



「どうした!?」

「朝家出たんだけど…」

「今昼だぞ…」

「体が重くて歩くのしんどくて、車にひかれそうになったから避けたら堀に落ちたり…」

「は…?」

「なんか…風邪ひいたかも?」

「風邪なんかひかねぇだろ」

「でもダルいよぉ~…」



なんかかわいそうなくらいドロドロなんですが…。



二葉があまりにも心配するので、みんなで保健室に連れてってあげた。



「お前…紫の血飲んだのか?」

「うん…」

「俺は知らねぇぞ。紫の体質が少し移ったとしても」

「えっ!?もしかして薬のせい…?」

「だろうな。ちょっと調べてやるから座って腕出せ」



この前紫と雪丸君がやってた禁断のシーンが関係してたみたいです。



まずあれの説明されてないんだけど…。



なんだったんだろ…。



「林、お前も座れ」

「なんであたしが!?」

「ほら、ガムやるから」

「仕方ないな~」



血ばっかりなくなる!!