SECRET♥LOVE 恋する天使の瞳 ~極上な片想い~


山に囲まれた田舎は、なんとなく涼しく感じる。


それでも、何処に行ってもうるさく鳴くセミの声が今の俺には邪魔にしか思えない。


電車を降りた俺は、歩く足を速めた。


少しでも早く明に会わなくては…

そんな想いばかりが焦って空回りする。