陰陽(教)師

「そうよ」

「そして木下は、将来改めて先生に告白しようとしてる」

「それと今回のことがどう関係してるんだよ?」

「雑巾を腐らせるような女と、安倍先生は付き合うんだろうか」

『あー!?』

崇史と明菜の声がそろった。

「本当に仲いいなお前ら」

「うぉい!要までそれ言うか!?」
「しっ!鈴子が起きちゃうでしょ!」

明菜は鈴子の耳をふさいだ。

「母親か!?」

それでも小声でツッコミをいれたのは、崇史なりの配慮か。

「要君、今の絶対に鈴子に言っちゃ駄目よ」

明菜の顔は真剣そのもの。大吾の的確すぎる指摘を重く受け止めたのか。

「わかった」

大吾はうなずいた。

「しかし、木下のことを考えると、五島が手を貸してやる必要があるんじゃないか」

「わかってる」

明菜はうなずいた。