陰陽(教)師

「それで、その後はどうなったの」

「どうもしないよ。先生、そのまま帰っちゃったし」

どこか期待を込めた明菜の問いに、鈴子はあっけらかんと返した。

「なぁんだ」

「なぁんだ、は無いだろうがよ、委員長」

落胆の表情をみせる 明菜に、崇史は呆れ顔で言った。

「べべべ別に変な意味で言ったんじゃないからね!」

「ツンデレ口調かよ」

「ツンデレは三池君でしょ!」

「オレはツンデレじゃねぇ!」

「仲いいね2人とも」

『どうしてそうなる!?』

「仲いいじゃん」

声をそろえた崇史と明菜に、鈴子は駄目押しをした。

「やはり先生には、嘘は通用しなかったみたいだな」

黙り込んだ崇史と明菜に代わって、大吾 が口を開いた。

「ま、まぁ口からでまかせを並べただけだからねー」

その時のことを思い出したのか、明菜は顔を赤くした。

「え、そうだったか?」

「三池君、貴方あれで信じさせたつもりだったの!?」

明菜は目を丸くした。