また、恋する


……なんなの。


不可解な結衣の行動も、数秒で疑問が解ける。


鏡に映るあたしの首筋に、無数に咲いたピンクのキスマーク。


カァと顔が赤くなっていく。


確かに抱かれたのを忘れさせないように、


まるで、『僕のモノだ』というように、


あの綺麗で柔和な態度からは想像出来ないくらいハードな証。