次の日の朝、俺は大学につき授業を受けようと教室にやってきた。


昨夜俺はギター片手に初めての曲作りをした。


雪葉に言われた通り、ミュージシャンを目指す以上は、やっぱりオリジナル曲の一つや二つはないと…。


けど、なかなか上手く作れなくて…結局曲は全然出来ないまま気付いたら朝日が昇っていた。


つまり今日の俺はかなりの寝不足だ。


さっき携帯にメールが届いてた。


どうやら祐輔も比呂も今日は授業をサボるらしい…


だったら俺もサボれば良かった。


『おはよ、優人!!』

教室の椅子に座ってボーっとしてると、茜と一緒に教室に入って来た夏稀が、俺に声をかけてきた。


『おはよ、夏稀、茜』

俺は二人に挨拶をした。