「あー恥ずかし。もう言わねぇ」
抱えた膝に顔を埋めるようにしている冬海。自分で言っておいて何を恥ずかしがっているんだろう。言われたあたしも恥ずかしい。
「なんでよ。また言ってよ」
「やだー」
口を尖らせた。子供か。
青空はどこまでも青く、目の前に広がる。海から見たこの場所は、どう見えるのかな。ふとそう思った。
船が、この白黒の灯台を目指して陸に戻ってくるように、あたし達はお互いを目指して漂うんだろう。この世界で。
手を出して、風に触ろうと思った。指の間からすり抜ける風は、頬に当たり、そしてどこへ行くんだろう。
「行こう。なんか食べてお土産見ようぜー」
冬海は立ち上がり、お尻を払う。千切れた草が風に舞った。あたしも立ち上がる。ワンピースの裾を払い、歩き出した冬海を追いかけ、後ろから手を握った。
「三浦さんご飯食べてるかな?」
「どうだろうね。ゆっくりしてきていいよって言われたけど、俺達も飯食ったら1回タクシーに行ってみよう」
なんだか悪いなぁ。でも、未成年2人がここに来るには大人の手が必要だった。それは仕方ないね。
「また来ようね」
「早く免許取りたいわー俺!」
この景色を、また見に来よう。2人で一緒に。
抱えた膝に顔を埋めるようにしている冬海。自分で言っておいて何を恥ずかしがっているんだろう。言われたあたしも恥ずかしい。
「なんでよ。また言ってよ」
「やだー」
口を尖らせた。子供か。
青空はどこまでも青く、目の前に広がる。海から見たこの場所は、どう見えるのかな。ふとそう思った。
船が、この白黒の灯台を目指して陸に戻ってくるように、あたし達はお互いを目指して漂うんだろう。この世界で。
手を出して、風に触ろうと思った。指の間からすり抜ける風は、頬に当たり、そしてどこへ行くんだろう。
「行こう。なんか食べてお土産見ようぜー」
冬海は立ち上がり、お尻を払う。千切れた草が風に舞った。あたしも立ち上がる。ワンピースの裾を払い、歩き出した冬海を追いかけ、後ろから手を握った。
「三浦さんご飯食べてるかな?」
「どうだろうね。ゆっくりしてきていいよって言われたけど、俺達も飯食ったら1回タクシーに行ってみよう」
なんだか悪いなぁ。でも、未成年2人がここに来るには大人の手が必要だった。それは仕方ないね。
「また来ようね」
「早く免許取りたいわー俺!」
この景色を、また見に来よう。2人で一緒に。



