「生徒会はやらなきゃない、美少年の彼氏が居る。体が足りないね」
美由樹が小首を傾げる。梓はニヤニヤしてたけど。でも、ちょっとそう思うかな。今日こそ生徒会なんぞ行きたくないし、分身が居るならそいつに任せて、あたしは冬海と帰りたい。
今朝、冬海は駅に居なかった。ギリギリまで待ったけど、改札から出てこなかった。電話もしてみた。でも、コールはしていたけど出なかった。何か用事があって先に行ったのか、ケータイを忘れてしまったのか。寝坊でもして遅刻してるのか。
待ってるって言ったのに。
昨日、白いセダンに乗って行ってしまってから、何をしているんだろう。
「はぁ」
思わずため息が出てしまう。
「お、なんだか疲れてんね」
梓が2個目のパンの袋を開けている。メロンパン美味しそう。2個目だとは思うけど、もしかしたら3個目かもしれない。
「うん、まぁね……」
「なにそれなんか悔しい! あたしも悩みたい!」
そう言って梓はパンに噛り付いた。
美由樹が小首を傾げる。梓はニヤニヤしてたけど。でも、ちょっとそう思うかな。今日こそ生徒会なんぞ行きたくないし、分身が居るならそいつに任せて、あたしは冬海と帰りたい。
今朝、冬海は駅に居なかった。ギリギリまで待ったけど、改札から出てこなかった。電話もしてみた。でも、コールはしていたけど出なかった。何か用事があって先に行ったのか、ケータイを忘れてしまったのか。寝坊でもして遅刻してるのか。
待ってるって言ったのに。
昨日、白いセダンに乗って行ってしまってから、何をしているんだろう。
「はぁ」
思わずため息が出てしまう。
「お、なんだか疲れてんね」
梓が2個目のパンの袋を開けている。メロンパン美味しそう。2個目だとは思うけど、もしかしたら3個目かもしれない。
「うん、まぁね……」
「なにそれなんか悔しい! あたしも悩みたい!」
そう言って梓はパンに噛り付いた。



