夜を食べたウサギ


そうしていたら、ボクのだいすきなあのこがやってきた


ボクは必死に、言ったよ


「ボク、ウサギだよ! キミならわかってくれるよね?」


ボクとおんなじ、白い色をしたネコさんは


昼間のお空と同じ色をした目をまんまるにした


「……ウサギさん?」


ネコさんは首をかしげながら、黒くなったボクをジッとみつめる


「ウサギさんだぁ。どうしたの、その模様。いつもと違うね」


やっぱりネコさんはボクがウサギだってわかってくれた


よかった!