夜を食べたウサギ


「ねえ、ウサギさん。どうして夜を食べちゃったの?」


涙をこぼすボクを気遣いながら、ネコさんは優しく聞いてくれた


「ボク、夜になってネコさんとさよならするのがさみしかったんだ。だから夜なんかなくなればいいって思ったんだ」


ポロポロ涙をこぼしながらそう言ったら、ネコさんは「そうかー」と言った。


「でもね、夜がなくなったせいでみんな疲れてるから、お空に夜を返してあげて?」


「でもそうしたら、またネコさんとさよならしなくちゃいけないよ」


ボクの目からはたくさん、涙がこぼれた


赤い目が更に真っ赤になってしまったよ


そんなボクに、ネコさんは優しく微笑んだ


「わたしは、夜、すきだよ」


「どうして?」


「夜はね、たくさん想いを育てる時間なんだよ」


ネコさんは教えてくれた