Bitter Sweet Kiss

「ついたよ」


カイ君の声がして、そっと目を開ける。


「ごめん。イジワルしちゃった」


〝open〟と書かれたボタンを押したまま首を傾げるカイ君。


「イジワル?」

「うん。オレんちっていうのはホントだけど、さっきのはジョーク」


ちょっと放心状態のようになって動けない。頭がついていけない。


「ミトを連れ込むのが目的じゃなくて、単に腹ペコだからつれてきた。世界一美味しいランチを食べれる場所なんだ。
さあ、お嬢さんどうぞ」


ニッコリと笑って彼は、手をさしだした。