阿弥陀如来様ネットオークション事件で、和尚様と他の小坊主達にフルボッコにされた一究さんは、橋の上で一日ご飯抜きの托鉢に出された。そしてそれを見守る和尚様一行。そしてそれに気付いている一究さん。


一究さん:
(奴らめ、見てろよ~)
ぽく、ぽく、ぽく、ぽく…チ~ン!


…ほ、ほえええ~っ!な、何と旨そうな!

-ガシッ!-

あんぐう~っ!

通行人A:
うわあっ、な、何だこの坊さん!

通行人B:
いきなりネズミを食べ出したわよ!

和尚様一行:
おいおい!
(゜∀゜;ノ)ノ

一究さん:
ああっ!

-ポトッ-

じ、地面に落ちて砂まみれに~
か、関係ない、これしか食う物が…あっ!

通りすがりの猫:
パクッ!

一究さん:
ああっ!か、返して下さいませ、「御猫様」!

通りすがりの猫:
(^¬з)ペッ!
(一究さんの顔面直撃)

一究さん:
あ、有り難うごさいます、有り難うございます。これで当分生きていられます、そしてこんなに旨い物を有り難うございます、仏様ァ~っ!

通行人A:
猫に土下座…人のプライド、すでにねーぜ!しかも、ネズミをあんなに美味しそうに…

一究さん:
えっ!こ、これが「ネズミ」と言う物ですか?は、初めて知ったァ~っ!

通行人B:
(´д`;)…よほど食べさせてもらってないんだわ。ネズミ知らないなんて。監禁でもされてたんじゃ無いかしら?
顔もアザだらけ!
それで苦しくて、何とかどこかのお寺から抜け出してきて…

一究さん:
こんな恥さらしな私の名は、一究ゥッ!鬼寺の名は暗黒…

和尚様一行:
止めんかーいっ!


こうして、無事一究さんは、寺に帰る事が出来た。

一究さん:
戻るのではなく、戻させる!これぞ「発想の逆転」…

和尚様:
もういいって!とんちと言うよりは、脅迫だよな…