最近、修行中にちょこちょこ姿をくらませる一究さんを、和尚様は不審に思い、問い詰めた。

和尚様:
何故、何時も修行中にいなくなる?

一究さん:
バイトしに行ってるから。

和尚様:
成る程な。うん、それだったら仕方がない。
(`∇´ゞリョ~カ~イ

…って、違う違う!
余りに話のつながり方が自然やったから、思わずうなずいてしもうたやないけ!
修行中に、何でバイトなんかやり始めたんだよ!

一究さん:
…金欲しさに、やった。その殆どは、遊行費や借金返済にあてた。

和尚様:
お前が言うと、犯罪チックに聞こえるな。(-"-;)
…とにかく、バイトしに抜け出すのは禁止だ!いいな?


-その夜…寝室にて-

一究さん:
(う~む、どうにかして、バイトしに抜け出す方法は無いものか)

ぽく、ぽく、ぽく、ぽく…チ~ン!
よっしゃ!これだ!



和尚様:
はて?確かここには小型の阿弥陀如来様がいらしたはず…一体どこに?うん?

…おお、一究。パソコンで仕事中すまんな。あそこにあった阿弥陀如来…
イイイッ!? 

一究さん:
「阿弥陀如来像、早い者勝ち、残り在庫わずか」と。
さ~て、あとはこの阿弥陀如来を箱詰めすれば、ネットオークションの準備万端だ!ん?ああ、和尚様。

和尚様:
あ、阿弥陀如来様ァッ!(☆∀☆;ノ)ノ

一究さん:
出て行くのが駄目なら、内職ってね。「発想の逆転」ってやつさ!(b^ー°)

和尚様:
バイト自体すんなっつーとるんじゃ!この罰当たりがっ!
者共、出合え~いっ!