同じリビングで、同じソファに当たり前のように座って、 あたし一人、司さんの呼吸にさえ緊張している。 多分、こんなに彼を身近に感じたのが初めてで、ドキドキする胸の鼓動が聞こえてないか心配だった。 ううん、聞こえても、良かったかも。 あたしは綺麗なラインを描く司さんの横顔を盗み見る。一分も狂いがないように見える顔立ちは無表情で、ぼんやり液晶の画面を見ていた。 何、考えてるんだろ? あたしをドキドキさせるこの人の思考を少しでいいから覗いてみたい、そんな事考えてた。