秘蜜病棟


真っ白な服に身をつつんだひとたちが、そのまん丸パンケーキを、せっせと選別している。




「あの、ポイッて下に落としてるやつ、捨てちゃうのかな?」

「あー、多分、型くずれで廃棄なんだろうな」

「もったいない!!わたし、全部食べるのに!!」

「太るぞ」




そう言って、柊先生は、いたずらっ子の表情で、わたしのほっぺたをつまんだ。




「・・・ひどい」




むっとしてみせるけど、内心は、うれしい一色。



しばらくにらんでいたら、ほっぺたから、ゆっくりすべりおちた、先生の手。



その大きな手が、わたしの手にふれて。


ゆびが、からまって。



はっと顔を上げたら、ぎゅって、つよく握られて。