秘蜜病棟

・・・



「どうかしたの?美景」




土曜日。家族だんらんの、食卓。


ニヤニヤが止まらないわたしに、お母さんが、不思議そうな声で、たずねてきた。



止められるわけない。真顔でいられるわけ、ない。



・・・だって、明日の日曜日。柊先生と、デートなんだもん。




「なにかいいこと、あったんでしょう。朝から晩まで、にこにこしてるんだもの」

「へへ、べつに〜」

「柊くんに、やーっとオッケーもらえたか?」

「へっ」




横から、お父さんまで参戦してきて。


しかも、ずばり言い当ててくるものだから、あせって、おはしを落としてしまった。




「おっ、図星だな」

「そ、そんなんじゃなくて・・・!!」