・・・神様は、わたしのために、柊先生をつくったんじゃないかな。
今のわたしは無敵だから、そんな横暴なことも、思っちゃうよ。
無敵なの。だって。
『・・・すきだよ』
「っ、」
耳元でささやかれた言葉を思い出して、息を詰まらせそうになる。
このあいだの、先生からの、キスの雨。
ぜんぶ思い出しちゃうと、とても落ち着いて座っていられないから、ぶんぶん頭をふって、ふりはらう。
それでも脳裏から消えない、熱っぽい、先生の視線。
さわやか、じゃない、先生。
ああいう先生を知っているのは、わたしだけがいい。
・・・わたしだけだと、いいな。
「さっきから、なに百面相してんの」



