あなたを愛したいくつかの理由

「!」

 ルーシーたちがこれからの仕事について説明して帰ったあと、携帯にメールが来ている事に気づく。

「レオン皇子からだ」
<元気かい?>

「プ……何それ」

 凄く遠慮して気を遣ってるのが解る。皇子なんだから、平民に気を遣わなくたっていいのに。

 でも、これが彼の良いところなんだろうな。

 ソフィアはそう思って返事を返した。

<元気よ>

 するとすぐにメールが返ってきた。

<仕事はどう?>

「クスッ、仕事してたらメールなんか出来ないよ」

 それをそのまま返すと、

<あ、そうか。そうだったね>

 ソフィアは笑いがこみ上げてきた。皇子さまにしては……普通だ。