あなたを愛したいくつかの理由

 食事が終って、出てきたケーキに声をあげる。

「わあ!? キレイ!」

 シンプルなストロベリーケーキの上に、色とりどりの果物と琥珀色のアメ細工がキラキラと輝いていた。

 ゴージャスだけど繊細な作りで思わず見とれてしまう。

 彼はそれを丁寧に切り分け、品の良い皿に乗せられたケーキがソフィアの前に置かれた。

 カモミールティの香りがダイニングに充満して、切り分けられたケーキにフォークを立てる。

「! おいしい!」

 その笑顔に彼は柔らかな微笑みを返した。