BLACK★SECRET〜秘密を抱えた女〜

そう思っていたら、マンションの前に一台のタクシーが停まった。



中には運転手さんしか乗っていなくて、マンションの住民が呼んだんだろうなと思った。



もう帰ろう。



ツバサもあたしの帰りを待ってくれているし。



どうせ、ここまで来てもマンションに入っていく勇気はないのだから。