「だか―…」


「咲羅ぁあ!!!!」


きぃぃぃぃん


「郁海………」

と羽山君……


「病院は静かに!!」

「はぁい……しゅみましぇん」


わぁ来て早々怒られてる~…



「咲羅ぁ……ごめんね……ごめんね……」



「郁海………。ううん…俺も気付いてあげられなかった…」


「全然大丈夫だよ!!今日が初めてだったし……」


「そっか……。明日から登下校は羽山君と一緒にね?」



「うん……。咲羅……ごめんね……」

「いーよ!謝んなくて!悪いのはあっちなんだから!!」


「うん………。ありがとう」

「俺からも、ありがとう。中野さん」




「どういたしまして」


郁海は目に涙を溜めながら部屋をでた