「空は・・・大事な人よ。だから心配させたくないわ」 私は節目がちに言う。 ホントは・・・・ 空に助けて欲しかった。 けど、空も空で今は時期将軍の夫としての仕事も山ほどある。 私にかまっていられる余裕なんてないハズだ。 「桜・・・・・」 「しょうがないわよ、こんなこともあるだろうと覚悟はしていたわ」 私は苦笑いを溢す。 覚悟? そんなの知らないわ。 私はただ単に 空との輝く未来だけを想像していたのに―――…