私がケータイを渡すと聖はケータイを耳にあてた。
そして誰かと言葉を交わしあっている。
「はい・・・え!?今ですか?はい・・
分かりました。失礼します・・・」
そう言い終わると聖はケータイの通話終了ボタンをおした。
そして聖が大きなため息をついた。
そんな聖を見て私は言葉を言った。
「なんだって?」
そうするとうなだれたまま聖は口を開いた。
「仕事・・・追加されたっ・・・」
聖はがっくりと肩を落し、またため息。
「そっかぁ・・・」
私は聖が可哀相だと思った。
それなのに聖は余裕な笑みを浮かべながら私にむかってこう言った。
「せっかく樹菜で遊ぼうとおもってたのにっ・・・」
そう言って、私に一歩近づいてもう一度にやりとする。
私は驚いて声をあげる。
「遊ぶっ!?」
そんな言葉を吐きながらも、頭を整理する。
そりゃあ・・・ねっおもちゃだから遊ばれるってのは当たり前だけどっ
「じゃあ・・・俺、行ってくるな・・・」
そう聖はニヤリと口を吊り上げてそういった。
そうして聖はソファーにあった鞄をとって玄関へと行ってしまった。


