イケメンたちと胸キュンLife☆






私達は声が聞こえたほうに視線をずらした。


誰?


「将。それ、俺の。勝手に触れるな」


私が目線をずらしたとき飛び込んできた光景、


それは腕をくんで将さんを睨みつけている聖。


私は思わず驚いて、あいた口がふさがらなかった。


な・・・ななななにそんな恥ずかしい台詞言っちゃってるの!?



ドラマじゃあるまいし!!


私が心の中で叫んでいると、将さんの声が耳に入ってきた。


「わりぃっ、ゴメン。


後は聖に任せるよ」


そう言って将さんはパッと私の指をはなした。


私はそんな将さんを思わず見上げた。


将さんは特に表情をかえていなかった。


しょ・・・将さん。



聖にこんなこと言われてムカつかないの!?


兄弟なのに、なんでこんなに平常心なの?



将さんはキッチンから出て行った。


でていったのを確認すると聖が口をひらいた。


「樹菜。こういうときは俺を呼べ。



すぐ駆けつけるから」


そう言って私の指を水であらいながら聖はそう言った。



「・・・ご・・・めんなさい」


咄嗟にそんな言葉が零れた。


私は怒ろうと思っていたのに・・・



聖の迫力に圧倒され、つい謝ってしまった。