イケメンたちと胸キュンLife☆



次の瞬間。



――――――――ざくっ・・・



こんな効果音がピッタリであろう。



「いっつぅ〜」


私は小さく声をあげる。


私の指からドクドクと赤い液体が流れ出てくる。



あ~なに私あんな速さでトマトきってんだよ!



ばかっ



過去を悔やむ私。




まあ、そんなにばっさり切られてないのが唯一の救い。



「どうしたの?」


声がきこえた。


ふりむくと・・・


「しょ・・将さん」


私の声きいて、来てくれたのかな??


私は自分の人差し指に目をうつした



そうすると将さんも私の人差し指を見て口をひらいた。


「あ・・・切れてる。


そんなに急がなくても・・・」



そして私の人差し指を持ち上げる。




「で・・・でも」


私が言葉を発しようとしたそのときだった。


ぺロっ


私の指になにかがすべった。

っ!?

「ひゃっ」


私は突然の出来事に思わず声をあげた。


「応急処置。うちに絆創膏ってあったかなぁ・・・・」

キョロキョロと余裕をもちながらも絆創膏を探す将さん。


そんな将さんとは違い、私にはそんな余裕はこれっぽっちもなかった。


・・・超ドキドキしてる・・・


ゆ・・・指・・・なめられてるんだよ!?



ああ・・・恥ずかしい・・・



し・・・心臓が爆発しちゃうくらい、心拍数が上がっていた。