駆け降りたとき、1番に目に飛び込んできたのは・・・ 「おはよう。樹菜ちゃん」 将さん。 メガネをかけながら新聞を読んでいる。 「す・・・すみません! すぐ、朝ごはん作りますから!!」 私は大きく頭を下げた。 「急がなくて大丈夫だからね」 将さんは優しく微笑み、そう言った。 将さん・・・なんて優しいんだろ・・・ でも急ごう!待たせたらダメだ!! 私はそう思って小走りでキッチンにはいった。