私は驚きで言葉がでなかった。
私は会場の人々を端から端まで、右から左まで、下から上まで見渡した。
皆にあるのは、とても温かい笑顔だった。
「なに・・・これ・・・」
私はやっと声が搾り出せた。
会場には私の声が響いていた。
なんで割れるような拍手があるのに私の声が響くの・・・?
「いやー、いいですねぇ!
すごく素敵なスペシャルサプライズですね!!」
MCが私達に近付きながらそう言った。
・・・ん?
私はある言葉を聞き逃さなかった。
“スペシャルサプライズ"?
私は頭の中を整理した。
なにがどう起こっているのか・・・。
そしてだんだんと話しが見えてきた。
スペシャルサプライズっていうのは・・・私達の告白のこと?
それで・・・真奈たちは私に着替えをさせたのか。
メイクが濃いのも舞台映えするため。
私達が喋っている途中に歓声があがっていたのもきっと隠し撮りされていてこの大画面モニターに映し出されていたんだ。
私の声が響くのは・・・
私は自分の身体を探った。
そしてあるところで手をとめた。
これだ・・・
ピンマイク。
ピンマイクがパールのネックレスに取り付けられていた。
将さんを見ると、まあガッツリ隠しもせず、胸元にピンマイクがあった。
っということは・・・知らなかったのは私だけ・・・ってこと??
今思えばなんでこんな恥ずかしい行動しちゃったんだろう!
公の場で・・・き・・・きききキスしちゃったし!


