その声がステージ裏に響きわたると、先程よりももっと大きな歓声が会場に響き渡った。
でも私はそんなの耳に届かなくて・・・。
私は自然に将さんに抱き着いた。
将さんも私の背中に腕をまわしてくれた。
抱き着いたまま将さんの顔を見上げると、とてつもなく輝いた笑顔だった。
私もそれにつられた。
そして私の心に喜びが駆け巡ってるなか、将さんが私を抱き上げた。
「ふぇっ!?」
私が驚きで変な声をだすと、将さんはまた笑顔で私に話しかける。
「行こう」
私はどこに行くかなんてわからなかった。
でも将さんの近くにさえいられればそんなの気にならなかった。
私は将さんの胸に顔をうずめて、将さんの首に自分の腕をからめた。
どこにむかっているか分からない中、いきなり私達二人に眩しい光と歓声を浴びせた。
私が驚いて顔をあげるとそこはステージの上だった。
たくさんの人々が私達を見て、拍手をしていた。
たくさんの光が私達を明るく見守るように照らしていた。


